麻布大学東京同窓会100年史 会長挨拶

画像:東京支部会長
横尾 清文

麻布獣医学園発祥の地(100周年の時建てられた)の石碑を探してみました。せっかく東京に住む私ですし、麻布と言われるルーツとなるその地を知っておきたいと思いバイクを走らせました。昔の地図に出ていた麻布獣医畜産学校とある場所は、インターナショナルスクールになっていました。石碑はそこより奥に入った曹渓寺の道路沿いに有りました。

画像:石碑画像:曹渓寺
画像:石碑

港区教育委員会の麻布大にまつわる説明が書かれており、100周年記念事業で作られたことが右面に彫られ正面に麻布獣医学園発祥の地と有りました。ふと思えば、私が高校の頃、同級生がすぐこの辺に住んでおり良く出かけてきたものでした。その彼は、日本獣医畜産大学先に入り、私に獣医の道を教えてくれました。浪人後、私は麻布獣医科大学に入るのでしたが、今さらなんと奇遇であり、懐かしいことと思うのでありました。

東京同窓会も、100年をむかえることとなり先輩方の業績をつくづく感じるしだいです。私も昨年還暦を迎え少しは、周りを見る余裕が出てきた気がします。30代40代は生きることに精一杯でした。身近な方以外の同窓生との付き合いは、あまりなく、その分情報も少なかったと感じていました。ここ10年で年齢の離れた方たちとの付き合いが増え、母校を思う気持ちが大きくなりました。以前も、獣医で新聞に褒められないことで載ると、麻布関係じゃないといいがと、思ってみたり。麻布の先生がテレビに出れば、やったね!とよろこび、付属高校のクラブが強くなり試合に勝ったと報道されれば、友達に自慢する自分がいました。なんとなく母校に対する思いは、有ったのだと思います。同窓生のほとんどは、そのような気持ちを持っているのではないでしょうか。その気持ちを、世代を超えて、繋げていこうではありませんか。若い世代の同窓生たちを少し老いた同窓生がバックアップします。年齢幅の大きい仲間を持つことは、人生を豊かにし、また楽しいことか。私は、麻布学園に関係した方は、卒業生でなくとも、勤務されていたなら出身校が違っていても、仲間だと思っています。東京に住む方、お仕事で来られる方、どうか東京支部をお願いいたします。

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